相続税の対象となる財産は、他界した人のもっていた財産、つまり相続財産です。ここでポイントとなるのは、（１）その相続税の対象となる財産の範囲、（２）相続税における財産の評価、です。
相続税の対象となる財産の範囲ですが、法律上の相続財産だけでなく、死亡保険金・死亡退職金、一定の生前贈与財産も含まれます。また、他界した人の住宅ローンなど債務、葬式費用は、相続税の対象となる財産から差し引いて相続税を計算します。
相続税を計算する場合の財産の評価ですが、他界した日を基準として、時価で計算を行います。この時価は、実務上、国税庁が公表している財産評価基本通達というルールにしたがって計算したものとします。主な財産毎に財産の評価の方法を次に学びます。

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