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相続のキホン
 - 相続を安心して終わらせるための基礎知識

相続ってナニ?

これから相続について学んでいきますが、まず、そもそも相続ってどんな意味か少し考えてみるところから始めたいと思います。
相続ってどんな意味でしょうという問いかけに対して、「当たり前のことを何言っているんだ、相続は他界した親の財産をもらうことでしょ」という答えが返ってきそうです。確かに、相続は他界した親の財産をもらうことでもあり、その答えは間違いではありません。ただ、ここではまず「相続ってナニ?」という疑問について、少し視点を変えて考え直してみたいと思います。これから相続を学んでいくときに、「相続ってナニ?」という軸がしっかりとしていれば、頭のなかで相続の知識が整理しやすくなるからです。 

これから相続のキマリ(民法)とゼイキン(相続税)について皆さんと一緒に学んでいきます。相続を学ぶとき、馴染みのない専門用語や、多くの法律・税金のルールを理解しなければなりません。ここでは難しい専門用語を極力使わないよう、また、10人いたら8~9人が関係するようなケースに限定し重要なポイントにしぼって学んでいきます。それでも多くのことを学ばなければなりません。馴染みがなく、具体的なイメージがしにくいことを沢山学んでいくと、個々のことに目が行き、全体が分からなくことが良くあります。そうならないよう、まず頭の中に全体像がわかるような地図をしっかりと作る必要があります。相続の全体像のどの部分に関することなのかを確認することで、今学んでいる部分の位置付けが明確になります。そのようにしておけば、頭の中の整理がしやすく、また、きちんと整理ができると学んだ知識も忘れにくくなります。
その相続の全体像となる地図にも色々なものがあると思いますが、ここでは「相続ってナニ?」という切り口で全体像となる地図を作っていきます。繰り返しになりますが、その全体像が、これから学んでいく相続を、頭の中で整理するための地図になりますので、しっかりと理解してください。

話が少し脱線しましたので、「相続ってナニ?」というと問いかけに戻ります。「相続は他界した親の財産をもらうことでしょ」という答えでも間違っていません。ただ、相続をそのように「財産をもらうこと」と考えるのは、もらう人の視点になっています。これから相続のキマリ(民法)を考えていく場合に頭の中を整理しやすくするためには、財産をもらう人の視点でなく、財産の視点から、相続を考えたほうがすっきりします。「財産の視点ってどういうこと?」と思われる方も多いでしょう。相続を財産の視点から考えるという意味はわかりづらいので、少し具体的に説明します。

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まず、相続で登場する人物・物は、(1)他界した人、(2)他界した人の財産、(3)財産をもらう人、の3つになります(図1)。親から財産をもらうことを相続ととらえる場合には、相続の意味を、財産をもらう人の視点(立場)でとらえていることになります。この視点で考えると、財産を「もらう」という点に関心が向かいがちです。
この考え方でも間違いではありませんが、相続の全体像をバランスよく理解するためには財産の視点から相続を考えたほうがよく、その場合には図2のようになります。

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財産の視点から相続を考えると、相続は「新しい持ち主を決める手続」という意味になります。財産の持ち主である人が他界すると、その財産には持ち主がいない状態になります。持ち主は他界したので天国にはいますが、この世には持ち主がいません。財産に持ち主がいない状態では法律上困るので、新しい持ち主に誰かなってもらう必要があります。財産の持ち主が他界していなくなった場合、他界した人の一定の親族が、法律上自動的に新しい持ち主になり、その手続を相続といいます。少しややこしいですが、相続は、財産の持ち主が他界することでいなくなったときに、新しい持ち主を決める手続、ということです。
相続を「新しい持ち主を決める手続」と考えると、売買や贈与といった活動と似ている点があることに気づきます。売買は、売主と買主がお金(売買代金)をやり取りして、財産(売買の対象となる財産)の新しい持ち主を決める手続、といえます。贈与は無料で財産をあげる・もらうことですから、あげる人ともらう人が、お金のやり取りなく、財産(贈与の対象となる財産)の新しい持ち主を決める手続、と考えることができます。新しい持ち主を決める手続という点で考えれば、相続と売買・贈与は共通しています。



ポイント
・相続は、持ち主が他界していなくなったときに、新しい持ち主を決める手続きです。

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